FC2ブログ

Cafe Higuchi・マスターのひとりごと

岐阜県・各務原市、自家焙煎珈琲専門店。おすすめの珈琲やCafeのイベント情報。その他最新情報、ここだけの話を紹介いたします。

第14回コーヒーサロンの報告を書き終えて

コーヒーの世界は、様々な分野の知識が求められる世界だとつくづく感じている。

コーヒーの仕事をはじめてたぶん20年近くになると思う。
最初は、いわゆる「喫茶店」を自称「自家焙煎珈琲店」としてやってはいたけれど、
10年ぐらいは暗中模索で本当は何も解かっていなかったと思う。

最初の頃は、電気ロースターでコーヒーを何度も何度も焙煎することが楽しくて
その香りやハゼル音が大好きで毎日やっていたように思う。

どうしたらコーヒーは美味しくなるのだろうか?
その頃は焙煎と抽出にばかり目がいっていた。
「コーヒーは生鮮食品」と思っていた。
煎りたて、挽き立て、淹れたて、が美味しいコーヒーを作ると思っていた。

「美味しいコーヒー」の本質的な答えがわかっていなかったと思う。

ガスの焙煎機を始めたとき、煎りたてでも美味しくないことに気づいた。
どうして美味しくないのだろうかとかなり悩んだ。

美味しさのベースは、生豆の品質であると間もなく気がついた。

そして、ブラジルの美味しさを教えてくれたのは「下坂農園」だった。
コーヒーは農産物であるということを教えてくれた。
作った人の思いが実ったコーヒーなんだと
品種により、同じ農園なのに味も香りも違うことを教えてくれた。

2007年ハワイの研修旅行に参加した。
初めて、コーヒー農園を見た。
そして、ハワイの農園は日本の移民の人たちが携わったことを知った。

知れば知るほど、新しい視点のコーヒーの世界を垣間見ることになる
そして、「今までは何も知らなかったんだな~」と思い知らされる。

今回の第14回コーヒーサロンに参加した時もそう感じた。
「コーヒーと残留農薬」。
深く考えたこともなく、
自分には難解な分野と漠然と思っていた。

一人で説明できる自身はまだない。
セミナーで聞いた事を、
復習のつもりで書き進んできた。

コーヒーの世界では、まだまだ未熟な私のレポートです。
何度か、解からなくなり、講演者の石脇様に問い合わせ
お答えをいただきながらなんとか書き終えました。

新しい視点を教えてくださった石脇様、
コーヒーサロンの主催者の池本様、
コーヒーハンターとして、サスティナブルコーヒーの活動をされている川島様。
本当にありがとうございます。

コーヒーが紡いでくれた出会いに感謝し、
これからもこの世界を探求していきたいと思います。

なお、コーヒーサロンについては、
http://http://avatoli.ioc.u-tokyo.ac.jp/~ikemoto/CoffeeSalon.htm
川島様の活動については、
http://www.coffeehunters.co.jp/blog/
石脇様の活動については、
http://www.qualityofcoffee.com
をごらんください。
スポンサーサイト



  1. 2009/04/06(月) 00:16:43|
  2. 第14回コーヒーサロンの報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【第14回コーヒーサロンの報告】「コーヒーと残留農薬」8

解からないことを、私なりに調べてみながら思うこと。
普通の消費者感覚のおばさんである私にとって、「安全」の反対は「危険」
「残留農薬」と聞くと、なんだか「危険」なイメージを持ってしまう。

私はアレルギーの持病があるので、10数年来毎日朝晩、
効アレルギー剤を飲んでいる。
薬の「副作用」も「危険」といえば危険かもしれない。
しかし、飲まなければ、「くしゃみ、鼻水」がとまらなかったら仕事にならない。
そういう現実がある。


農薬を使わないで生産できればそれにこしたことはない。
使用しなければ、農家が生活できる量の生産量が取れなかったり
病害虫により、商品価値が下がることになれば、
商品は売れないか安い価格にたたかれ農家は生活できない。
生産する側にはそんな現実があるはずだ。

どんなものでも必ず良い事と悪いことがある。
便利と危険(リスク)は背中合わせ。

何が原因で死に至るかというデータによると、
タバコ(1箱/日)・・・・・・・・1/200
肥満・・・・・・・・・・・・・・・・・1/600
自動車・・・・・・・・・・・・・・・1/4000
家事・・・・・・・・・・・・・・・・・1/15000
医薬品・・・・・・・・・・・・・・・1/80000
残留農薬・食品添加物・・・1/500000以上だそうです。

まずは、「やみくもに危険視」する眼差しを変えることが必要だと感じています。





  1. 2009/04/02(木) 21:58:32|
  2. 第14回コーヒーサロンの報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【第14回コーヒーサロンに参加して】「コーヒーと残留農薬」7

■「説明できますか」というテーマ

「検出された数値から健康へのリスクを評価できること」が
私たちに求められています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【コーヒーの生豆から0.10ppmのクロルピホス検出された場合は安全といえるのか】という問題
(ポジティブリストによる基準値は0.05ppm)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クロルピリホスってどんな農薬なのだろうか?と思い、調べてみました。
世界で最も広く用いられている殺虫剤成分のひとつだそうです。
トウモロコシや柑橘類など50種類以上の作物で利用されているそうです。

住環境やその周辺において、シロアリやゴキブリ、ノミなどの
約250種の有害生物の駆除にもちいられているそうです。
私たちの周りに普通にありそうな物に思えてきました。

本題。
クロルピリホスの「ADI」は
0.01mg/kg/day

「ADI」は人間が、一生取り続けても問題はないと
見積もられている1日あたり、体重1kgあたりの許容量だそうです。

体重が50kg の場合は×50となる
50kgなら0.5mgが一生食べ続けても安心な値となる。

「ppm」と「mg」のふたつの単位をどうやって評価したらよいか?
と頭の中がこんがらがる私のような人のために
石脇様が考えられた公式があるそうです。

■リスク評価の公式があるそうです

生豆10g、体重1kgを仮定

検出濃度(ppm)とADI(mg/kg/day)からコーヒー1杯あたりのリスクを見積もる
コーヒー1杯を生豆10gと仮定する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
対ADI比率(%)=[検出濃度}(ppm)/ADI
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この数式でコーヒー生豆10gを体重1kgの人が摂取した場合の
「一日の許容量の何%か」がわかる。
検出濃度 0.1ppm/0.01(ADI)=10%(対ADI比率)

毒性は体重あたりで効くので、体重が50kgであれば、その1/50となる。
体重50kgの人の毒性は10%/50=0.2%

毎日、一生食べ続けても天寿をまっとうできる数値の0.2%は健康を害するほどの影響はない。

ということになります。

続く


  1. 2009/04/02(木) 09:56:42|
  2. 第14回コーヒーサロンの報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ