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Cafe Higuchi・マスターのひとりごと

岐阜県・各務原市、自家焙煎珈琲専門店。おすすめの珈琲やCafeのイベント情報。その他最新情報、ここだけの話を紹介いたします。

出会いと別れ

今日、F先生の奥さまがお店に来て下さった。
先生の遺作展の写真と、
私がいただくことになった先生の書を携えて。


『出会いと別れ』

生きている喜びは『出会い』にある。
悲しいけれど『別れ』も付いてくる。


今年、天国に召されたF先生。
元は校長先生で、退職後は書道の先生。

私たちはいつも『F先生』とお呼びしていた。

『サライ』が大好きで、
おいしいものにこだわり、季節感を大切にして、
旅行を楽しんでおられた。

1年半ほど、ガンと闘われた。


3月に入院され、お見舞いに伺った。
もうコーヒーを口にすることができない先生。
コーヒーを粉にして、不織布パックに詰めて持って行った。
ベットの先生は、そのパックを鼻に押し当て、
「いい香りがする」と一言。
「ありがとう」と手を握り締めてくださった。


先生はいつも「カルモ」が大好きだった。



先生との出会いは「ブラジルのコーヒー」

2000年、秋。
アピタ店をオープンして間もなくのことだったと思う。

コーヒーのことなんて、さっぱり解らないようなスタッフをまとめて
毎日が戦争状態だった。
思い出せば、恥ずかしくも笑えるような日々。

コーヒーのことを聞かれても、
ちゃんと答えることができないスタッフばかりだったけど、
みんな必死でついてきてくれた日々。

「お客様が『ブラジル』のコーヒーが飲みたい」と言われます。
とスタッフが飛んできた。

そのお客様がF先生だった。


ベンチシートの6番テーブル。
初老のダンディなその方に、
下坂農園のコーヒ-についてご説明したことを
今もはっきり思い出せる。

「じゃあ、あなたにお任せするから」といわれ、
「カフェ・ド・カルモ」をお出しいたことが、
先生との『ご縁』の始まりでした。

以来、先生がひぐちでお飲みになるコーヒーは
「カルモ」となった。
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  1. 2009/12/30(水) 23:24:19|
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